【グーグル・ヤフーの検索結果のローカライズ化】別の地域の検索結果を表示させる方法

グーグルやヤフーで検索すると、地域に密着した検索結果が表示されます。検索結果が地域によって大きく変わるという現象から、「検索結果のローカライズ化」などと呼ばれています。

ちなみにヤフージャパンは数年前からグーグルと提携して、検索結果にグーグルとほぼ同じ検索結果を表示させるようになっているため、このアルゴリズムは、グーグル・ヤフー共通です。

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検索結果のローカライズ化について

検索結果のローカライズ化は、パソコンだけでなくスマートフォンにも反映されています。

PCでは県単位レベルの検索結果のローカライズ化現象が見られるのに対して、スマホからはより狭い地域のローカライズ化現象が見られます。

例えば、愛知県豊田市で「美容室」と検索すると、PCでは「愛知県」関連の美容室情報が数多くヒットするのに対して、スマホでは「豊田市」関連の美容室情報が数多くヒットします。

これは、PCの場合はIPアドレスから検索ユーザーの位置情報を推測し、スマホの場合はより狭い範囲の位置情報を推測できるからだと思われます。

電車の中でスマホから数分おきに検索していると、次々に検索結果が変わっていき、電車が通過している市町村別のローカライズ現象を見ることが出来て面白かったです。

検索結果のローカライズ化の検索結果

地域によってどの程度検索結果が異なるのか、具体的に検証していきたいと思います。

以下はPCから「図書館」で検索した結果です。

・愛知県名古屋市の場合
1位:名古屋市図書館
2位:愛知県の図書館一覧(Wikipedia)
3位:図書館(Wikipedia)
4位:愛知県北名古屋市図書館
5位:愛知県の図書館(全国の図書館Index)

・北海道札幌市の場合
1位:札幌市の図書館(札幌市)
2位:札幌市図書館 蔵書検索(札幌市)
3位:施設一覧/札幌市の図書館(札幌市)
4位:図書館(Wikipedia)
5位:札幌市中央図書館(カーリル)

・広島県広島市の場合
1位:広島市立図書館
2位:広島大学図書館
3位:図書館(Wikipedia)
4位:広島県立図書館
5位:広島県の図書館(全国の図書館Index)
昔は、全国共通で、「図書館(Wikipedia)」「全国の図書館Index」などが上位表示されていたのが、検索結果がローカライズ化されてからは各地域の市立・県立図書館の公式ページが上位表示されるようになりました。

グーグルで別の地域の検索結果を表示させる方法は?

今のグーグルやヤフーは、地域によって検索結果が大きくことなる状況となっています。広域のユーザーを対象にしたWEBサイトを運営されている方の中には、「他の地域では何位に表示されているのだろうか?」ということを気にされる方も少なくないのではないでしょうか。

そのような場合に便利なのが、グーグルが提供する以下の「検索の設定」ページです。

・検索の設定
https://www.google.co.jp/preferences

左サイドバーの「場所」をクリックして、「愛知県名古屋市」などの住所を入れて「保存」ボタンを押すと、入力した地域にローカライズ化された検索結果を表示させることが可能になります。

今回のアルゴリズム変更で恩恵を受けるサイトは?

今回のアルゴリズム変更で恩恵を受けるサイトには、以下のようなものがあると思われます。

・地域密着型の商売をしているお店などのHP
これまで、SEOにお金がかけられる大手しか上位表示されなかったのが、今回の変更で地域密着型の商店などが上位表示されるようになりました。

・地域別のページを持っているジャンル別情報サイト
これまで、「○○○ 地域名」などの検索語で上位表示されていたサイトが「○○○」というビックキーワードで上位表示されるようになりました。

・ジャンル別の情報ページをもつ地域のポータルサイト
カテゴリ別の豊富な情報ページを多数もつ地域系ポータルサイトが様々な検索語で上位表示されるようになりました。

・地域別のページを多数もつ情報サイト
「エキテン」などの地域別の口コミサイトなどが様々な検索語で上位表示されるようになりました。

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