家電製品を使っていない時でも「電源をONにしているだけで」「コンセントを繋いでいるだけで」消費される電力「待機電力」。一般家庭で消費されている電力の約1割が「待機電力」によるものだと言われています。
待機電力をできる限り少なくする方法は、
・使うときだけ「電源スイッチ」を「ON」にして普段は「OFF」にしておく。
・電話のように「待ち受け状態」が必須であったり、DVDレコーダーのように「予約」がない家電は、コンセントから抜いておく。
の2つです。
待機電力を抑制することで、電気代が安くなり、地球温暖化の原因になるCO2削減に繋がります。
以下に一般家庭で消費されている待機電力の家電製品別平均値ランキングを掲載します。(データ元:省エネルギーセンター調査)
待機電力ランキング(一般家庭平均値)
1位:ビデオデッキ・DVDレコーダ・ブルーレイレコーダ:97kWh/年・1世帯
2位:ガス給湯機:49kWh/年・1世帯
3位:オーディオコンポ:49kWh/年・1世帯
4位:電話機(FAXあり):24kWh/年・1世帯
5位:テレビ:21kWh/年・1世帯
6位:電話機(FAXなし):18kWh/年・1世帯
7位:CS・BS・CATVチューナー:17kWh/年・1世帯
8位:電子レンジ・オーブン:17kWh/年・1世帯
9位:ウォシュレット:14kWh/年・1世帯
10位:エアコン:13kWh/年・1世帯
電話機は、コンセントを繋いでおかないと着信できませんので仕方がないものだと思います。
テレビ・チューナー・ウォシュレット・レコーダーも使用頻度・利便性の観点から節電は難しいでしょう。
使わないときは電源をOFFにしたりコンセントを抜いていたりしても使用に影響が出そうもないのが、ガス給湯機や電子レンジなどです。特にガス給湯機は消費電力の約2割が待機電力(一般家庭の平均値)ですので、使わないときは電源をOFFにしましょう。
冬はストーブを使うのでエアコンは使わないというご家庭は、エアコンのコンセントを抜いておくのもよいでしょう。ただし、夏になってエアコンを使う際には注意が必要です。
エアコンのコンセントを長時間抜いていた場合は、コンセントを挿してからすぐに動かしてはいけません。室外機のコンプレッサーに負荷がかかり故障の原因になります。夏になって使う時は、半日程度コンセントを挿して通電させる必要があります。